リノベーションのメリット・デメリット
リノベーションのメリット
新築を建てるよりコストを抑えることができる
同じ条件で新築する場合と中古住宅を購入してリノベーションする場合では、新築取得の7割程度の費用で抑えられるケースが多くあります。
メリットを多く受けるには、購入する中古住宅の築年数にもよりますが築25~30年程度で、ある程度物件価格の下落が緩やかになっている物件を取得し、ローン減税等各種制度を賢く使うことが重要です。数百万の差額はローンの利息が加わることによってさらに広がってきます。
新築に比べ物件の選択肢が増える
予算を考慮したうえ、希望している地域で土地や新築の建売住宅、マンションを探すことは中々簡単ではありません。
特に市街地では空いている土地が限られているのが現状です。
中古住宅を購入してリノベーションすることを前提とすれば、希望の地域で物件が売り出しされれば購入することができます。
また、物件に応じてリノベーション費用の掛け方を変えていけるため、選べる物件の幅が広がります。
(築浅であれば物件価格が高いためリノベーション費用は少なく、築古であれば逆に物件価格が下がるためリノベーション費用が掛けられる)
自分好みのオリジナリティある間取りや内装にすることができる
建売住宅や新築マンションの場合、万人受けするように無難な内装になっていることが多く、自分のこだわりを反映することは難しいです。
リノベーションでは間取りはもちろん、ヴィンテージやヨーロピアン、モダン等々、自分好みでオンリーワンの空間をつくることができます。
人生の多くの時間を過ごす住まいですから、自分が気にっている空間やモノに囲まれたて生活することは人生の質を上げることにも繋がります。
また、具体的なイメージが無くても、リノベーション雑誌や施工事例などから雰囲気を伝えて頂ければ弊社からご提案可能です。
簡単なリフォームでは難しい配管から一新することができる
通常、全面的なリノベーションの場合は、下地もすべて撤去し躯体のみ残して行うことが多く、その際、通常のリフォームでは難しい配管の取り替えまで行いますので、より長く安心して住める住宅になります。
新築に比べ時間的な制約が少ない
新築であれば土地購入から設計、完成引渡しまで、マンションであれば売り出しから完成引渡しまで実際に住むまで1年以上掛かることもあります。
中古住宅のリノベーションであれば、物件購入引渡しを受けてからリノベーション完了まで2ヶ月前後が多く、時間的な制約が少なく住むことができます。
リノベーションのデメリット
築年数が長い物件だと耐久性に不安がある
築年数の経った一戸建てやマンションの中には、耐震性が現在の法律の基準を満たしていないものもあり不安があります。
RC住宅の場合、耐震改修まで行うとなるとかなりの時間と費用が掛かってしまいます。
1つのポイントとしましては、1981年6月以降に建築確認済みの物件であれば新耐震基準で建築されているため旧耐震基準に比べ耐震性については安心できる部分はあります。ただし、手抜き工事等されていれば別の問題になってきます。
弊社では、耐久性の不安を解消すべく、耐震適合証明書の発行やインスペクション、既存住宅かし保険などリノベーションだけではなく、中古住宅を安心して購入できるようサポートも致します。
ローンの融資額の制限や金利が高くなることがある
物件の購入価格が低いということは、評価額も低いため担保価値も低く融資される額が低くなることもあり、希望金額の借入ができないこともあり得ます。また、金融機関によってはリノベーション費用を住宅ローンに組み込むことができず、リフォームローンを利用することになり金利が高くなることがあります。しかし、現在ではリノベーションの高まりとともに、ほとんどの金融機関でリノベーション費用に関して住宅ローンので一本化できることも多く住宅ローンの金利で借りることができるようになっています。(借入申請の際ににリノベーション費用の見積もりが必要になります)
躯体構造は変えられないためリノベーションに制限がある
リノベーションでは一戸建ての増減築を除いては、基本的には躯体構造を変えることができませんので特にマンションでは構造によって、間取り変更等に制限が出る場合があります。
一般の方では判断しにくい、構造(ラーメンなのか壁式なのか)、配管(スラブ下なのか床下なのか)等、物件購入の前にご相談いただければ、アドバイス等を行うことが可能です。